Me Before You ~世界一キライなあなたに~
Me Before You
監督: Thea Sharrock
出演: Emilia Clarke, Sam Claflin, Janet McTeer, Charles Dance, Brendan Coyle
あらすじ: 家計が厳しい中失業してしまったルイーザ(Emilia Clarke)は、ハローワークで6か月限定の介護職を紹介される。職場に行くとそこは豪邸。事故によって四肢麻痺になってしまった、ウィリアム(Sam Claflin)の世話係を命じられる。最初はルイーザに厳しく当たっていたウィリアムだが、彼女の天真爛漫な明るさに次第に心を開いていく。しかしそんな中ルイーザは、ウィリアムの両親がウィリアムが安楽死を望んでいる、という話をしているのを聞いてしまう。ルイーザはウィリアムの心を変えることができるのか?そして彼女が最後に下す決断とは…?
予告編が公開されてから半年弱… ついに見ることができました!イギリスで今1,2を争う人気を誇る若手俳優のサム・クラフリンと、"ゲーム・オブ・スローンズ"が全世界で大ヒット中のエミリア・クラークが主演のロマンス映画なんて、楽しみにならないわけがないですよね!しかもこの2人の組み合わせが予告編を見ていただいても分かる通り最高で、あるサイトでは"サムとエミリアのケミストリーが、この映画をより一層輝かせる"とも言われており、素晴らしいキャスティングだったことがわかります。
物語は、あらすじを読んでいただけるとわかるように、"四肢麻痺"や"安楽死"というロマンス映画として決してハッピーとは言えない、どちらかと言うと重い事柄がテーマになっています。しかし、映画全体としての雰囲気は非常に楽しく明るくなっています。クスッと笑ってしまうようなシーンも、はぁ〜とため息をついてしまうような甘々なシーンもあり、テーマの重さを忘れてしまいそうになります。
その中でも特にルイーザの存在は、映画だけでなく観客の心まで明るくしてくれています。そんな、おしゃべりが大好きで常に前向きで正直、カラフルで奇抜なファッションなルイーザは、全身不随になってから他人に対して頑なに閉ざしていたウィリアムの心までも、徐々に開かせていいきます。エミリアは本当にはまり役で、彼女のコロコロ変わる表情と喜びや楽しみに満ちた話し方は、エミリアだから作り出すことのできるルイーザなのでしょう。
そして"Me Before You"という直訳すると"あなたの前の私(あなたに出会う前の私…にしたいところ!)"からも考えることができますが、ウィルに出会ってルイーザはどんどん綺麗になっていきます。ウィルと一緒に過ごす中で、生まれ育った街の外の広い世界を見て、今まで感じたことのない感情と心の動きを経験していく彼女は、見た目からも感じ取ることのできるほどに成長していきます。まさに"恋をして綺麗になる女性"ですね、台詞の中からもそれを感じられる部分は多くあるので探してみてください。
この映画、一部の障害者の人々からは批判的な意見もあって、"ステレオタイプで描かれている"や"障害のある生を生きるに価しないとみなす価値観の肯定"と言われています。映画のキャッチコピーには“力強く十分に、とにかく生きよう。(Live Boldly. Live Well. Just Live.)"とあるのに、ウィルはそれと正反対のことをしているのではないか、という意見です。
確かにウィルは、四肢麻痺になったことで"安楽死"を選びます。しかしそれは彼自身の決断であり、障害者への批判やステレオタイプから来たものではありません。映画は多くのものを題材にしますが、その全てが人類全員に肯定的で幸せなものではなく、様々な人が様々な考えを持つことを表現するのです。だから面白みがあり、映画から多くのものを学ぶことができるのだと、私は思います。フィクションのキャラクターだからといって彼の決断を批判するのではなく、それも彼の人生として捉えるのが正しいのではないでしょうか。
と!ちょっと個人的意見になっちゃいましたが!様々な考えも生まれる明るさの中に深みもある映画、"Me Before You ~世界一キライなあなたに~"は、10月1日に全国ロードショーです!お楽しみに😘
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