The Riot Club ~ライオット・クラブ~
The Riot Club
監督:Lone Scherfig
原作:"Posh" by Laura Wade
出演:Sam Claflin, Max Irons, Douglas Booth, Jessica Brown Findla, Holliday Grainger, Freddie Fox...
あらすじ:オックスフォード大学に入学したMiles(Max Irons)とAlistair(Sam Claflin)は、大学に存在する、特権階級の生徒のみが入ることを許される"The Riot Club"の新規メンバーに推薦される。過酷な試験をすべて合格し、晴れてメンバーになった2人は町のはずれのレストランで行われるクラブ伝統のディナーに新メンバーとして初参加する。初めは普通のディナーだったが、クラブのメンバーの行動はだんだんエスカレートしていき…
イギリス、オックスフォードは何年か前に行ったことがあるのですが、あの独特な雰囲気は今でも忘れません。自信と誇りに満ち溢れ、昔から変わらずにその威厳を保ち続けるオックスフォード。この映画は、そこにある英語圏最古の名門大学、オックスフォード大学の"The Riot CLub"という特急階級の生徒のみで結成されたディナークラブの話です。
正直な感想は、とても胸糞悪い映画です。"イギリス人男性は紳士で真面目"って日本人のステレオタイプを全部打ち崩していくんじゃないかってほどの、破天荒なおぼっちゃん軍団が、金と権力にものを言わせてやりたい放題なんて映画、"胸糞悪い"としか形容できません。でも、私この映画が嫌いな訳じゃないですよ嫌いだったらここに書きません😌
公開後にこの映画、"イギリスの特急階級を批判している"と話題になりました。Riot Clubは、実際にオックスフォード大学に実在するBurlingdon Clubをモデルにしてると言われていて、そこには現英首相David Cemeron他政財界の大物が多数在籍していたとも言われています。それなのに見終わった人の大半が、"なんだあの狂った金持ちぼっちゃんたちは!"なんて感想なら批判と取られても仕方ないですね、実際にそうだろうし。でも今の政界の人々がどこで学び、どこで育ってきたかというと、実際はこういう世界なんだということを過激に伝えている内容です。(本当かどうかは別として… 批判している!って怒ってる人がいるのを思うと本当かと思っちゃうけどね。)
"女性差別"、"階級差別"、"人種差別"、もう人間の腐ってるところ全部持ってるんじゃないかってくらい最低なRiot Clubのメンバーたち。でも、店の中流階級の客たちの彼らに対する扱いは違います。彼らが破壊することになるパブの店主は"オックスフォード大学のおぼっちゃまたちが来る!"ってウキウキで店内を装飾したり、店の他のお客さんたちは彼らが店に入ると静まり返ったり、彼らが"神よ女王を護り賜え"を歌い出したら一緒に歌うんです。彼らが店を壊してうるさくし始めても、彼らに直接怒りに行く人はおらず、店員に文句を言うだけ。そこからも、"特権階級のおぼっちゃまを甘やかす中流階級の人々がいるから、この階級制度は無くならない"という批判も見てとれます。作中で、個室を破壊しているメンバーたちを止めに来たパブの店主に、Alistairが札束を出して言う、"君は本当は僕たちが大好きで、僕たちみたいになりたいんだろう。"というセリフが多くを物語っていますね。
だから、この映画を見て"胸糞悪い"と思うのは、原作者の思惑通りなんじゃないでしょうか。伝統を重んじる国、イギリス。でもこの厳しい階級制度のせいで、息苦しい思いをしている人がいて、このクラブにいるような人たちが国を仕切っている(のかもしれない…😏?)ということが、この映画を通してより多くの人の心に響くといいですね。
…HugoがMilesをクラブに誘った理由が、彼に興味があったからなんですよね、恋愛対象として。Milesの彼女けなすし、メンバーの乱行に怒って部屋を出てった時も真っ先に止めに入ったし。(でもそれでMilesに"こんなことしても君のものにはならないし、僕はストレートだ。"って拒絶されるんだけど、Hugoかわいそうでもう泣きそう…) ここもうちょっと注目したらさ腐女子がたくさんの日本で人気も出たんじゃないかな~ ってまたもやDVDスルーすらされない映画のレビューを書いた後悔から文句言ってみる😏
noe
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